幸せ通信投稿掲示板 15085


パリの恋人たち その3 熱い闇

1:まみ :

2017/08/10 (Thu) 00:13:23

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2:まみ :

2017/08/10 (Thu) 00:14:23

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「はぁ~……ひっどい目にあったぁ……」

章とくろさんはホテル・エンナマルナのエントランスにヨロヨロとした足取りで入ってきた。

名士を夫に持つホテル・エンナマルナ支配人の執り成しは強力だった。
すぐに疑いを晴れたものの「紛らわしいカッコをしてるんじゃないっ!!」と、章とくろさんは警察から大目玉をくらった(しかもフランス語で延々と…)
やっと外に出られたと思ったらひどい土砂降り。
朝とは打って変わって、真っ黒な雲に覆われた空には時折稲妻の閃光と不気味な雷鳴が轟く。おまけに冬に戻ったかのような冷え込みの最悪の天気となっていた。

ひどい空腹と冷え切った身体を抱え疲労困ぱいした章とくろさんは、ロビーに置かれた柔らかなソファーに倒れこんだ。

「いやぁ~……一時はどうなることかと思った…」
章はソファーにグッタリ背をもたせかけエントランスを見渡す……顔にゆっくりと驚きの表情が広がった。
「……いや、外はまるで隠れ家みたいにひっそりとしてるのに、中はえらく広々として豪華だな…ここ五つ星かい? くろさん、すごいとこ知ってるんだね」
「……有名な映画俳優や作家とかが定宿にしてるそうですよ…噂に聞いただけですけど」
「ふーん、でもなんでフロントに誰もいないの……ん!?」
突然、章は弾けるようにソファーから立ち上がった。
「ちょ、ちょっとくろさん…!あれ見てよ!」
章はすっかり疲れを忘れたかのように早足でフロントデスクの方に歩いていく。
「あ……」

「こ、これはいったい……!?」
章はフロントデスクの側の壁に掛けられている大きな絵の前で立ち止まった。
そこに描かれている一組の男女を見て興奮した声を上げた。

「す、すごいよ、くろさん!な、何?この絵……なんでコスプレしてる功とチィちゃんの絵がこんなところにあるんだよ!?」
「…コスプレ……(汗) あなたは何でそういう表現しかできないの……」
くろさんも絵の側にやってきた。章は興味津々で絵を眺めている。
「へぇー、功のやつ、こういう格好してもサマになるんだなぁ…チィちゃんって髪長いとこんな雰囲気になるのかぁ……悪くないなぁ、色っぽくて…グフフ…」
「……(呆) 弟さんに聞かれたら殺されますよ……それにこの二人は……弟さんと千津美ちゃんとは全くの別人です……mママの父方の御先祖の夫婦ですよ……外国人だし、ずっと昔に生きてた人達です」
「え!?……くろさんのお友達の御先祖……?そういや良く見ると随分古い絵だな……二人のこの服装からすると……ひょっとしてお友達は貴族の末裔…とか?」
「……まぁ、そういうことになりますね……」
「くろさん……すごい人と友達なんだね……」
章は羨望の眼差しでくろさんを見た。
くろさんは感情のこもった眼差しで絵を見つめる。

(……またお会い出来ましたね……)

「へぇーお貴族様の功とチィちゃんか~……どんな人生を送ったんだろうね」
「……!」
くろさんはその言葉にサッと顔を強張らせ、顔を背けてしまった。
(あ、やべ…何かまずいこと聞いちゃったかな…?)
気まずい沈黙が二人の間に流れた。

「……出るんですよ……」
くろさんはひどく真剣な顔でボソリと呟いた。
「へ?」
「 ……夜中になるとね…この二人、この額縁から出て来てホテル中を歩き回るんです…」
「ゴ、ゴクっ……汗」
章は生唾を飲み込む。
くろさんは思い詰めたような表情で話を続けた。

「……何人もの宿泊客が目撃してるんですよ…薄暗い廊下を歩いていたら、すぐ後ろでブーツのコツーン、コツーンという高い足音……そしてその音に寄り添うような長いドレスが擦れ合うような衣擦れの音…振り返るとそこには……!!」

「ギャー!!! く、くろさんっやめてくれ~っ お、俺そういう話はからっきし……!なんてホテルを選ぶんだよ~!!」
章は半泣きになって近くの柱にしがみついた。

「うっぴょ~ん♪ びっくりした?」
くろさんは一転、いたずらっ子のような顔に変わり、ペロッと舌を出した。

「……へ???……こ、この~っ! 騙したな~っ!!」
「あはははっ 修行が足りませんね~修学旅行の怪談話じゃあるまいし…」
くろさんカラカラと楽しそうに笑い、章は悔しそうに歯ぎしりした。
「く~っ……えっ…?」
章は突然、まるで雷に打たれかのように目を大きく見開き、身体を硬くした。

「…? 章さん…?」
「…く、くろさん…今何て言った?」
章は真剣な顔でくろさんの肩を強く掴んだ。
「は? ……だから怪談話…」
「いや、そ、その前!」
「……? しゅ、修学旅行 ……?」
「……!そ、それだよ!修学旅行だ! く、くろさん、わかった、わかったよ!」
章は前髪をかきあげて興奮した声をあげた。
「??? はい…?」
「…何で功の様子が変だったか……修学旅行だ、修学旅行だよ!功はあの事に拘ってたんだ……!あはははっ 何で気が付かなかったんだろ…!」
「……(滝汗) 」
大笑いする章に今度はくろさんが困惑顔だった。
「???……(汗) な、何ですか~?一人で納得しちゃって……私はさっぱり話が見えませんよっ 」
「わかった、わかった、ちゃんと説明するよ…その前に腹ごしらえとスパに行かない? 俺もう腹ペコだし、肩も背中も冷え切ってガチガチだよ…あっ!まず先にチィちゃんの様子を詳しく聞かないと…」

「千津美さんなら大丈夫よ…」
不意に柔らかな声。
いつの間にかロシアンブルーを抱いた支配人が章とくろさんの後ろに立っていた。

「mママ! お久しぶりです!」
くろさんは懐かしそうに声を上げ、目を輝かせた。
……だが支配人の反応は少し違った。
「くろちゃん、久しぶりに会えて嬉しい…章さん、はじめまして…って言いたいとこだけど…」
支配人は二人を厳しい眼差しで交互に見た後、ハーッと深い溜息を一つした。

「あなた達ねえ…… 大胆っていうか滅茶苦茶っていうか……よく今まで弟さんと千津美さんに気付かれずに済んだわね…」
章・くろ「……滝汗」
「いつまでこんな事を続けてるつもりなの…? 弟さん達にあなた達がここに来る事を黙ってるのは良心が傷んだわ……この後ヴェネツィアに行くんでしょう? 流石に私も助けてあげられなくてよ」
二人は返す言葉も無く項垂れた。
「は、はあ……mママ、いつもご厄介ばかりかけてホントに申し訳ない……ところで千津美さんの身体の具合は……?」
「……千津美さん、大分吐かれたの」
章・くろ「えっ!! 」
「大丈夫、大した事ないわ、明日一日ゆっくり休めばすぐ元気になるでしょう…よくあることよ、カップルで旅行に来ると、大抵女性の方が体調を崩すものなのよ。千津美さん、最初の海外旅行がヨーロッパなのは大変だったわね。」
「……そうだよな、チィちゃんは内気だし体力ある方じゃないし…どこでも寝れてどんなゲテ物料理も完食するくろさんとは大違いだよな…」
「それ、どういう意味よ!?」
「ぐほぉっ!!」
褒めてるつもりが、見事に伝らない章さんであった……。

ロシアンブルーが支配人の腕からすり抜け、優雅に床に着地した。
ニャーオ…(くろちゃん久しぶりー♪ 災難だったわね、元気出して)
猫はくろさんの形の良いふくらはぎに顔を擦りつけ喉を鳴らす。
「あら、 ねこまんまちゃん、私のこと覚えててくれたんだ♪ありがとー♪」
くろさんはうれしそうに猫の背中を撫でた。
章は猫を見て目を輝かせた。
「お♪、なんだ、ロシアンブルーじゃないか! 珍しいなちょ、ちょっと俺にも触らせてくれよ」
章は猫の身体を少々強引に、むんずと両手で掴んだ。
ニャ、ニャ?(な、なんなの?この無礼な男は?)
章は猫を自分の顔の前に抱え直した。
「ははは~♪ フランスのパリに住んでるロシアンブルーで名前がねこまんま? プププ~、カフェの「黙面様』といい、くろさんの周りってどうしてこう、不思議なセンスの名前ばっかりなんだろうね~♪ 」
「ちょっと、章さんっ、なんてことを!」
くろさんは顔を青くして章を制止したが……遅かった。

「え……?(滝汗)」
(ふ、不思議なセンス……)
猫の様子が一変した。
耳が後ろにぴったり倒され、愛らしいまん丸の黒目が一転、鋭い針のように細くなる。小さくても鋭い牙が章に向かって剥き出しにされた。

シャー!!!(よ、よくも……(怒) 高貴で美しいこのアタチの名前にケチをつけてくれたわね!!)

猫というより毒蛇が敵を威嚇するようなその姿に、章は自分が置かれている、極めて危険な状況を今更ながら理解した。
「そう…お、俺が悪い……悪いが、ねえ、ねこまんまちゃん…悪いが顔は……!」

シャー!!!(こうしてやるっ!!!)バリバリバリバリっ!!

「ギャーっっ!!!」
章の悲痛な叫び声がエントランス中に響き渡る……

哀れ章の美しい顔には見事な赤い縦縞が……
くろ・mママ「……(絶句)」
「く、くろさんっ…お、俺の顔が……顔が~っ!!!」

猫は華麗に床の上に着地する。
ニャーオ…(ふんっ…あースーッとした♪ さて、アタチはち~ちゃんの様子を見に行かなくてはっ)
猫は何事も無かったかのように螺旋階段を軽々と上がっていってしまった。
猫は弟より非情であった……合掌。


時計は夜7時……支配人は千津美の様子を見にスィートルームを訪れた。
「藤臣さん、いいかしら? 」
声をかけると重厚なドアが開き、上質なオフホワイトのアランセーターを着た功が姿を見せた。

「……まだ眠っているんだ…」

天蓋付きのベッドに横たわる千津美の頬には薔薇色の赤みが戻っていた。表情も柔らかく、微笑んでいるようにも見える。支配人は安堵した。
ベッドの側には椅子が置かれている……彼女の恋人は片時も離れず看病していたのだろう。

「明日のヴェルサイユ宮殿のオプショナルツアー、キャンセルしておきましたよ」
「……すまない、何から何まで…」
「どういたしまして」

ベッドにはロシアンブルーが千津美に寄り添うように丸くなっていて、眠そうに目細めている。
「……ごめんなさいね、うちの子が彼女の側を離れなくて……」
「いや、構わない…この子がいると志野原は落ち着くみたいだ…」
功は口元に微かな笑みを浮かべ、ロシアンブルーの頭を撫でる。功の大きな手のひらに猫の逆三角形の小さな顔はすっぽりと見えなくなる。猫はゴロゴロと心地良さげに喉を鳴らした。
「…志野原は…本当はすごく猫が飼いたいんだ…」
「まあ、そうなの…」
「……俺はそんな希望さえ叶えてやれない……」
「……」

サイドテーブルに新聞紙を敷いた洗面器が置いてあり、中が湿っているのに支配人は気付いた。
「千津美さん、また吐かれたの?」
「あぁ、でも顔色はだいぶ良くなった…」
支配人は洗面器の中の吐瀉物を片付けようと手を伸ばした時、功の太い眉がサッとつり上がった。
「いや、いい… ! それは俺がやる……!」
静かだが有無を言わせぬ鋭い口調に支配人は驚いて手を引っ込めた。
「……あ、す、すまん…」
「…いえ、気にしないで」
すまなさそうに項垂れる功に支配人は優しく微笑んだ。

支配人はホテルに戻ってきた時の二人を思い出す……
功は千津美の服を脱がせパジャマに着替えさせたり、千津美が苦しそうに吐いている時は、労わりの声をかけながら優しく背中をさすっていた。その一つ一つの行為に愛が溢れていて、支配人は深く胸打たれた。
そして……功は女性である支配人にですら、千津美の身体に触れるのを許さなかったのである。

(くろちゃんから色々話は聞いてたけど…なるほど、大変な男の人だわ……)

大きな雷鳴が聞こえた。雨はますます激しさを増しているようだった。


一方、章とくろさんはホテル・エンナマルナの一階のバーにいた。
かつて貴族の住まいだった時の図書室を改装し、壁の棚には沢山の革装丁の本が整然と並べられ、アンティークなテーブルと机の洗練されたインテリア。
愛想の良いバーテンダーは章の前にブラッディメアリーを、くろさんの前にはマルガリータを置いた。……これで章の顔に赤い縦縞さえ無ければ、くろさんにとっては完璧に素敵なシチュエーションであっただろう……汗


「えっ……千津美ちゃんは高校の時、修学旅行に行かなかったんですか!?」
「……」
章は返事をせずカクテルをひと口、口に含んだ。

「それは……言いにくいことだけど、その…経済的なことが理由ですか…?」
くろさんは千津美が二親ともに亡くしていることは章から聞いていた。
章は口元に微笑みを浮かべたが、目は笑っていなかった。
「いや、違うよ……功が行かせなかった、とも言えるかな……」
「……! 理由は何ですか……?」
意外な章の言葉にくろさんは目を大きくした。
「……これさ」

章は店の片隅に置かれてる古いレコードプレーヤーを指差した。聞き覚えのある切ないタンゴのメロディーが流れていた。
「……?この曲……確か『ジェラシー』ですよね…つまり、ヤキモチで千津美さんを修学旅行に行かせなかったってことですか…?」
「…流石だね、くろさん、察しがいいな」
しかしくろさんは丸で話が見えない。

「チィちゃんははじめは修学旅行に行くつもりでちゃんと積立金も納めていたよ。ところが修学旅行も間近に迫ったある日、突然『修学旅行に行かない』と言い出して周囲を驚かせたんだ」
「……」
「チィちゃんの姉さんと義兄さん、担任の先生、チイちゃんの親友…園部さん三浦さんは必死に考えを変えるように説得した……当然だよな、小学生の時は父親の病気で、中学生の時は母親の病気でチィちゃんは修学旅行に行けなかった。これが修学旅行を経験する最後のチャンスだったからね……でもチィちゃんは頑なだった…何故行きたく無いんだ?と理由を尋ねても貝のように口を閉ざしてしまう…普段の素直で優しい彼女とはまるで別人のような頑固さに、困り果てた皆は……」
「……弟さんに説得を頼んだわけですね……」
「……そう、皆んなこれで解決だと思った……功の言う事ならチィちゃんは従うだろうってね……ところがだ、功は『行かないでいい』と言ったんだ。行きたくないのに無理して行く必要はないってね……功の言葉にはどこか有無を言わせない響きがあって皆逆らえなかった……それで決まりさ」
章はカクテルを一口、口に含んだ。
「チィちゃんのお姉さんは全然納得してなかったよ。園部さん、三浦さんなんか『藤臣君は冷たい』って泣いてたくらいだった……もちろん俺もね…訳が分からなかった……でもそれから二週間ぐらい経った日曜日の朝、俺の家に一人の女の子が怒鳴り込んできた事で……全ての謎が解けたんだ」
「……女の子?」
「あぁ、俺が最初応対したんだけど、ショートカットでスラリとした、びっくりするような美人で……だけど物凄い剣幕で『藤臣功を出して!!』って、家に土足で上がらんばかりの勢いだった…ちょうどその時、功が怒鳴り声を聞いて何事かと二階から降りてきたんだ…功はその子を見るや、厳しく顔を強張らせた…」

「……」
くろさんは不快な表情を浮かべ、ソワソワした様子で今すぐこの場をたち去りたいような素ぶりをみせた。それを見た章は優しく微笑んでくろさんの腕を掴んで、そのまま席に座るよう促した。
「くろさん、まぁ、最後まで話を聞いて……功は今までチィちゃんを裏切るような事は一度もしたことはない……それは断言するよ…そしてこれからもね、絶対にそんなことはしない……」
「……」
「彼女は本当に靴のまま玄関に上がり込んで功に歩み寄ると、功の頬に強烈な平手打ちをお見舞いしたんだ…余程怒りを抑えられなかったんだな…」

この卑怯者!自分だけ幸せになってるんじゃないわよ!

……章は今でもあの時の情景が昨日の事のようにはっきり思い出す事ができた。

「……その美少女ってのは、誰なんです?…何で弟さんにそんなに激怒したんですか…?」

「彼女が帰った後、功は少しずつ話してくれた……いや、あいつに全て白状させるのは至難の技だったよ……その女の子は名前を……いや、言う必要はないか…仮にAちゃんとしよう…チィちゃんと同じクラスの女の子だった……『北高一の美少女』って言われた評判の美人でね、実際芸能プロとかに何度もスカウトされたこともあった程だったらしい……性格も気さくで優しくて…チィちゃんとは小学校、中学校が一緒だったということもあってかなり仲が良い方だったかな…」
「……」
「男子生徒にはすごくモテる子でね、特に功の、剣道部の後輩の一人がものすごく熱をあげていたのが学校では良く知られてた……でも彼は何度彼女にアタックしても、『好きな人がいる』の一点張りで丸で相手にされない、その『好きな人』が誰なのかも全くわからない……失恋の痛手からかひどくふさぎ込むようになり、学校も休みがちになった…」
「……」
「…ある日の夜遅く、その後輩から功に電話があった…俺がその電話をとったんだけどね……とても切羽詰まった様子で『ぜひ話したいことがあるから藤臣先輩に会いたい』って……功は態度にこそ出さないけど、後輩のことをとても心配してたから、すぐに彼の待ってる喫茶店に出かけて行った…そして…二時間くらい経っただろうか……今まで見たこともないような沈痛な顔をして帰ってきた……」

章はカクテルを一口飲んで少し沈黙した。
「あの時に俺は……無理にでも功に事情を聞くべきだったんだ……」
「……何があったんですか……?」
章は深いため息をついてくろさんを見た。

「功の後輩は …Aちゃんのある『秘密』を知ってしまって酷く打ちのめされてたんだ……Aちゃんは男性を愛せない…つまり『女性専用』だったんだ…」
「……?『女性専用』…?」
くろさんは少し考え、そして激しい驚きに目を大きく見張った。
「つ、つまり彼女の好きな人って……!」

その瞬間、眩い稲妻のの閃光と共に耳をつんざく様な鋭く大きな雷鳴がバー全体に轟いた。

「……そう、彼女はチィちゃんの事を小学校の時からずっと好きだったんだ」
「……!」

そして天井のシャンデリアの灯りが、忙しなくついたり消えたりを繰り返した。
「あれ?」
「やだ…ひょっとして…」

タンゴのメロディが止まり、バーは漆黒の闇と静寂に包まれた。


3:くろ :

2017/08/10 (Thu) 01:18:20

host:*.mnet-online.de
まみ様、千津美と藤臣くん+余計な二人のパリ旅行の続きをありがとうございました。
ぷぷ…この余計な二人の掛け合いがおかしくって…くろさんが怪談話でひっかけたと思ったら、「どこでも寝れてどんなゲテ物料理も完食するくろさん」章さん、それでほめてるつもりですかぁ〜
さて貴族の末裔のmママ様と高貴なロシアンブルーのねこまんまさまも各々いい感じでご活躍されて…特に今回はねこまんま様…「ははは~♪ フランスのパリに住んでるロシアンブルーで名前がねこまんま? プププ~、カフェの「黙面様』といい、くろさんの周りってどうしてこう、不思議なセンスの名前ばっかりなんだろうね~♪ 」このKY発言の章さん、ちょっとだけ「おまえらバカだねー」の望月を想像してしまいました。もちろん章さんの方が悪気はないし(一応)、1000倍はいい男ですけれどね…はい、「わかってらっしゃらない」ねこまんま様に思いっきし顔をひっかかれましたね〜GJ、ねこまんま様(笑)
たとえ女性であっても任せずに千津美の世話は自分でする藤臣くんに激萌え致しました〜おっとっと、二人の知られざる過去話…そっかぁ、千津美は修学旅行に行かなかったのね…藤臣くんが行かせるのが嫌だったのかな〜そしてA子…千津美って、気が強かったりしっかり者の女性たちを何気に陥落させていましたから、モテるのは硬派の男性だけではないんですね。
まさかの展開ですが、「女性である支配人にですら、千津美の身体に触れるのを許さなかった」原因はそれかな〜などと妄想してわくわくしてます。
楽しみにしていますので、ゆっくりと続きを書いて下さいませ。
4:まみ :

2017/08/11 (Fri) 18:25:05

host:*.dion.ne.jp
くろ様、コメントありがとうございます(^^)
暑い日が続きますが、お元気でしょうか?

>余計な二人…あはははっ、滅茶受けました♪
黙ってれば美男美女のカップル(?)なんですけどね〜(汗)
良いムードの二人も書きたいのですが、どうもお笑いに走ってしまいます。今後に期待!

うわ! 鋭い指摘…確かに今回の章さんは望月っぽいですよね、ちょっと情け無い男に書き過ぎたかな(反省)
チィちゃんと藤臣くんが今はちょっとシリアスムードなので、こっちの二人で「ガス抜き」したくなっちゃうんですよね…(汗)

くろ様の「嵐の夜」シリーズが大好きなんです。
夜の暗闇、地面に打ち付ける雨…戸惑いながらも新たな世界に踏み出す二人、一線を超えた二人の喜び、
眩い景色、全てが素敵で……今回の土砂降りのシーンもそれに影響を受けたのかもしれません。

わくわくする、楽しみにしてるという言葉は本当に宝物です、ありがとうございます(感涙)
5:mママ :

2017/08/12 (Sat) 07:27:42

host:*.au-net.ne.jp
まみさま~。笑いあり、胸キュンあり、ラブラブあり、切なさありの素敵なお話、ありがとうございます。話しの続きが気になっていたので続きが読めてすごくうれしいです。今回の話しの主人公は、藤臣くんと千津美ではなく章さんとくろ様みたいですね。知的なくろ様がどんどん空気読めない望月さん化した章さんに染まってる。藤臣くん達がシリアスなので逆にこの二人がイキイキしていてすごくおもしろいです。くろ様が幽霊のお話をして「ギャー」と叫びながら半泣きになって柱にしがみつくイケメンの章さん。そして、美しいくろ様が「うそぴょ~ん」と言っていたずらっ子のような表情で舌を出すシーン。想像して思わず笑い転げました。もうこの二人は旅行中…いやこれから先もずっと漫才コンビとして活躍して頂きましょう。そして、こんなギャグのあとの藤臣くんと千津美のシーン。千津美ちゃん。吐いちゃうなんて、大丈夫かな?(もしかして、赤ちゃんできた?)なんて一瞬思ったけど違うよね。そんな彼女を一生懸命看病する藤臣くんに、思わず感動しました。千津美の吐いたものを支配人が片そうとしたら、「俺がやる」とか、パジャマを着替えさたり、(支配人ですら千津美の身体に触れることを許さなかったとか)藤臣くんの千津美を想うシーンにすごく感動しちゃいました。そして、千津美が修学旅行に行けなかった出来ごと。その原因が何なのか…すごく気になります。そして、千津美ちゃん、男の人にもモテるけど、まさか女の子にまで愛されちゃうとは…(確かに、千津美は優しいし、笑顔は天使みたいで好かれるのはわかるけど。)それがどうやら関係しているみたいですね。修学旅行のこと、二人に似たmママ様のご先祖様(キャ~。私の名前と同じmママ様に二人に似たご先祖がいるなんて、感動)のことも気になるし…まみ様。もうこの続きが気になって仕方のないmママです。続き…楽しみにしですからね~。あ…もちろん、章さんのギャグ?も楽しみにしてます。
6:ねこまんま :

2017/08/12 (Sat) 15:27:35

host:*.dion.ne.jp
うわぁ~~! まみ様、まさに「熱い闇」と言った雰囲気のある流れが素敵です。
幽霊話にも おお!っと喰い付いたねこですが、その後のまさかの展開!!
そうか・・いや、わかります。私もち~ちゃんのこと大好きですから。(『専用』では無いですが 汗)
でも藤臣くんにとっては、周囲の女性を見る目まで変えてしまうほどの衝撃だったのですね。
でも、ガッチリそれを受け止めて、自分が悪者になっても ち~ちゃんの気持ちを大切にするその優しさに 泣けてしまいました。
かいがいしく ち~ちゃんを看護する藤臣くんを想い浮かべるだけで うん、うん、と胸熱くなるねこです。
「俺がやる!」--と支配人さんを制した藤臣くんの目を想像すると・・堪りません。(悶絶)

併せてくろさんと章さんの掛け合い、これ大好きです! もぅ 楽しくって!
mママさまも仰っておられますが ホント 生き生きしてて こちらの気分まで明るくなります。
まみ様はヨーロッパとかのご旅行の経験が豊富な、都会的な方なのかな・・なんて想像しております。
カクテルとか、タンゴとか、ホテルやカフェの情景とか お話に出てくるスパイスがとってもお洒落で・・。
私は「アランセーター」ってどんなのかもわからない人間でして・・(恥)その文化的なセンスが羨ましいです。
お話を読ませて頂く中で、宝石みたいな高級チョコレートを掌に乗せた時みたいな「わぁ・・!」を
味わせて頂いております。 

ねこまんまちゃん!! きゃぁ~~章さんおの大事な顔になんてことを!!!
「アタチ」が可愛らしくて とっても嬉しかったです。 
どうか私の分までち~ちゃんを癒してあげて~~!
(物語の中に自分の分身がいるみたいで とっても幸せです。)

ああ、まみ様、私も続きが気になって 気になって仕方ありません。
お洒落で素敵きなお話をありがとうございました。
7:まみ :

2017/08/13 (Sun) 13:53:14

host:*.dion.ne.jp
mママ様、コメントありがとうございます(^^)
暑い日が続きますがお元気ですか?
くろさんが章さんを怪談話で引っ掛けるシーン、受けて頂い滅茶苦茶嬉しいですぅ〜(感涙)
イキイキした二人の掛け合いも書いてて楽しいですが、実はmママ支配人も書くのがすごく楽しいんです。
最近ワイドショーとかで強烈な女性ばっかり取り上げられてるので、「この◯ゲーっっ!!」とか…
だから彼女のフンワリ優しい雰囲気を書いてるるとホッとするというか癒されるんです。
千津美のように…というとハードルが高いですが、将来は優しいおばあちゃんになるのが私の目標なんですが…
今回は仰るとおり章さんとくろさんが主人公だったので、次回は千津美と藤臣くんにもっと語らせたいです。

ねこまんま様、コメントありがとうございます(^^)
暑いにが続きますがお元気でしょうか?
>宝石みたいな高級チョコレート…いやぁ、勿体無いお言葉で嬉しいやら照れるやら…こんな事言って貰えたの初めてで感激です(感涙)
都会的……とんでもございません!近所に行くのにも迷子になる程のすごい方向音痴です。10代の頃は遠足、修学旅行では常にトラブルメーカーのどんくさい子でした。お酒も全く飲めず、薬用養命酒ぐらいしか飲んだことないんですよ(滝汗)
だからお話の中だけでもお洒落な世界に浸っていたいんです(涙)
ねこまんまちゃんを気に入って頂けてホント、嬉しいです〜性格は祖母が飼ってた猫をモデルにしましたので、ツンデレ度高め…お許し下さい(汗)ねこまんま様自身はコメントに優しい性格が溢れてますよね。癒されてます。

「千津美が修学旅行に行ってない」とか「女の子に想われてる」とか思い切った設定をしてしまい、心臓バクバクでしたが、寛大に受け止めて読んで頂いて、心のこもった感想を書いて下さって、本当に、本当に、ありがとうございます(涙)
続きが楽しみという言葉を支えに、なるべく早く続きを書きたいです(*^^*)

8:くろ :

2017/08/15 (Tue) 02:02:05

host:*.mnet-online.de
>>くろ様の「嵐の夜」シリーズが大好きなんです。
そう言ってもらってすっごく嬉しいです。とーっても、勇気づけられました。
自分の妄想を一方的に書いている身なので、そういうのはすごく励みになります。
まみ様、ありがとうございました。

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