幸せ通信投稿掲示板 117368


千津美と藤臣くんの迷作劇場第二弾!夏休み子供スペシャル「黒革の手帖!? 」

1:まみ :

2018/08/12 (Sun) 11:59:59

host:*.dion.ne.jp
 
2:まみ :

2018/08/12 (Sun) 12:02:33

host:*.dion.ne.jp
<主な登場人物?と状況設定 >

藤臣 涼 千津美と藤臣くんの愛息子 現在小学三年生

藤臣 奏・澪 章とくろさんの双子の兄妹 現在小学四年生

ねこまんま三世 パリの高級ホテル「ホテル・エンナマルナ」の看板ネコ、ねこまんまの子孫のロシアンブルーの子猫。
元祖ねこまんまは千津美と藤臣くん、章とくろさんが帰国してすぐにお婿さん猫を迎え、つがいでホテルの営業(?)に勤め、現在100匹ほどの子孫がいる。ねこまんま三世はその内の一匹。
最近、藤臣章の家族の元に貰われてきた。

藤臣家は現在三世帯住宅。
藤臣父母の棲む母屋を挟んで、右の棟に章の家族が、左の棟には功の家族が住んでいます。
皆様、どうぞ好みの家を想像してみてくださいな♪



「涼、涼!いるか? 」

自室で夏休みの宿題に取り組んでいた涼の耳に、従兄弟の奏が手荒にドアをノックする音が聞こえた。

涼は大きくため息をついてノートを閉じ、自室のドアを開ける。

美男美女のカップルと近所でも評判の伯父夫婦をそのままミニュチュアにしたような従兄弟の奏、そして従姉妹の澪が不機嫌そうな顔で立っていた。

「…どうしたの? 」
「ねこまんま三世がまた脱走したんだ! お前んとこにいるんじゃないかと思って … 」
「また…?ここにはいないけど … 」
「じゃあ一緒に探してよ!ママが帰る前にみつけなきゃ …」
「いいよ… 」

涼はちょっとウンザリした様子で答えた。

最近、章の一家は新しい家族を迎えた。

名前はねこまんま三世。くろ伯母さんの外国人のお友達のところから来たきれいなロシアンブルーの雌の子猫だ。
宝石のように愛らしい子猫がはじめて藤臣家にやって来た時、藤臣家は久し振りに華やいだ喜びに包まれた…のだが…

想定外のちょっと悲しい事も判明した。
ねこまんま三世はあんまり章の家族に懐かなかった。

仕方がないことだが…ねこまんま三世は典型的な内気で神経質なロシアンブルーの性質の持ち主で、章ファミリーの家風が…特に奏と澪は子猫にとって賑やか過ぎて合わなかったのだ。
その代わりに子猫は物静かな家風の功の家族をすっかり気に入り、隙あらば脱走し功ファミリーの棟にきてしまう。
特に涼がお気に入りでベッタリだった。

子猫が懐いてくれるのは嬉しかったが、くろ伯母さんのガッカリしてる顔を見ると涼の心はちょっぴり傷んだ。


「ねこまんまーねこまんまー何処だい ?」

涼は子猫を呼びながら、階段を降りていった。

今日は祖母は友人と美術館に出掛け、くろ伯母さんはPTAの集いに、母はスーパーに夕食の買い物…珍しく家にいるのは子供達だけで、一階はシンと静まりかえっていた。

リリリリン…微かな鈴の音を涼は聞き逃さなかった。

涼が音の聞こえた方を見ると、一階のウォーキン・クローゼットの扉がわずかに開いていた。

「ねこまんま、そこにいるの? 」

涼はウォーキン・クローゼットの中に入っていった。

ウォーキンクローゼットとは名ばかり、古い家具やら本が埃を被って所狭しと詰め込まれている。

「あっ、ねこまんま 」

涼は一番奥に置かれた背の低い本棚の上にちょこんと乗っている子猫の姿を見つけた。

ニャーオ…

ねこまんま三世は涼の姿を見ると嬉しそうに一声鳴き、愛らしくエメラルドグリーンの目をキラキラと輝かせた。
くろ伯母さんが作った水色の大きなリボンと金の鈴が、滑らかなブルーグレーの毛並みに良く似合っていた。

「ダメだよ、ねこまんま、こんなとこに入り込んじゃ… 」

子猫は優しく叱る涼の肩に飛び乗ると、ゴロゴロと幸せそうに喉をならした。


「あ! ここにいたのね ! 」

奏と澪も倉庫の中に入って来た。

「うわあ…古いものが沢山… 」

澪は興味深そうに部屋の中をキョロキョロ見回した。

「父さんと伯父さんの学生時代の物をしまってあるんだって母さんが言ってた 」
涼は説明する。

「ふうん…その本棚、随分古いな 」
奏はさっきまでねこまんま三世が乗っていた本棚を興味深けに見つめた。

「これ… ? そうだ、父さんが大学生まで使ってた本棚だ… 」

「功叔父さん、勉強家だったんだな」
奏は感心したように呟いた。

本棚には難しそうな大学時代のテキストや大学ノートが何冊も立てかけられ古い紙の匂いを放っている。
三人はしばし興味深そうに本棚を覗き込んだ。

奏「ん?」

立てかけられた沢山の大学ノートの奥に、まるで隠れるように小さな黒い物体が置かれている。

「なんだろ…これ」

奏は立てかけてあるノートを脇によけて、その黒い物体をそっと取り出した。

「何々!?…なーんだ、ただのノートじゃない」
澪はちょっとがっかりしたような声を上げた。

それは文庫本くらいの大きさの黒いノートだった。
ハードカバーの表紙が上質な黒い革で覆われていて、ゴムバンドで中が開かないようにしっかり閉じてあった。

奏「…でもなんか他のノートと違う…表紙が革で高そうだぜ…」
涼「記念品」って金文字が入れてある…きっと剣道の試合で優勝した時に貰ったんじゃないのかな…?父さんが自分でこんな高そうなノート買うなんてありえないし… 」

奏「おい…なんか変じゃないか…?」

奏が悪戯っぽく微笑んだ。

奏「まるで隠すようにしまってあったぜ♪」
澪「ほんとだ! なんか特別って感じがする…! 」

澪の目も好奇心で輝いた。

「…やめようよ 、勝手に見ちゃダメだよ 」

何だか胸騒ぎを感じて涼は双子を止めるが、それでやめるような双子ではない。

「ちょっとだけ…ちょっとだけだよ 」
奏はノートのゴムバンドはずして恐る恐るノートを開いた。

「ね!何が書いてあるの? 」
澪も目を輝かせてノートの中を覗き込む。

「…汗 」
涼もいけないとは思いつつ…学生時代の父が何を書いてたのか、どんなことを考えていたのか…やっぱり見てみたいという強い好奇心に負けてノートを覗き込んでしまった。

三人がノートを覗き込むと、高級なアイボリー色の紙はどのページもブルーブラック色の文字でビッシリと埋まっている。
本当にあの寡黙な功がこれ書いたのか…?と、三人は驚きに目を見張った。


4月△日
志野原…今日もお前の夢を見た…何も着ていないお前の夢だ …白い肌に手を伸ばすとそこでいつも目が醒める…学校で会うお前の顔を恥ずかしくて、申し訳なくて見ることができない…俺が毎晩こんな夢を見てると知ったら俺を嫌いになるだろうか…いつまで俺は耐えられるだろう…

「…… ? 」
ここまで読んで三人は不思議そうに顔を見合わせた。

澪 「ね、志野原って…? 」
涼「母さんの前の名前だよ 」
澪 「どうして服を着てない千津美おばさんの夢見るのかしら…?」
奏「うーん、暑い日が続いてたんじゃないのか?あ、でも日付が4月だな… 」
涼「なんか違う気が… 」
ねこまんま三世「ニャーニャー(ねえねえ、アタチにも見せて♡)」
澪「功おじさん、何を我慢してんのかしら…?」
奏「きっとこれ書いてた時にトイレ行きたかったんだよ 」
涼「なんか違う気が… 」

奏はページをめくる。

5月✖︎日
志野原が俺の部屋に来た。俺のベッドにちょこんと座ってるあいつを見て気が狂いそうになる…我慢が限界に達して押し倒しそうになったが、あの綺麗な目でジッと見つめられて、何とか踏みとどまる…もう少しで狼になるとこだった…

涼・奏・澪 「…… ? 」
三人はまた顔を見合わせる。

澪「ねぇ、どういうこと…? なんで功おじさんが狼になるの?」
奏「この日はたまたま満月だったんじゃねえのか?」
澪「奏って馬鹿ねえ! 狼男なんて作り話でしょ」
涼「なんか違う気が… 」
ねこまんま三世 「ニャー!(ねえ、アタチにも見せてったら!) 」
奏「ねこまんま、おまえ字読めないだろ…汗 」

そんなこんなで三人と一匹(?)は結局全部読んでしまった。
そして…全員で首を傾げた。書いてあることの半分以上よくわからなかったのだ…

澪「…千津美おばさんのことしか書いてなかったわね …それに何だか功叔父さん、すごく大変そうだった…千津美おばさんと両想いだったのに、学校が楽しくなかったのかしら…? 」
奏「うーん…でも功叔父さんがすごく我慢強いってのはよくわかったな… 」
涼「ねえ、もうやめ… 」
澪「そうか!分かった!」

涼の話など全く聞かず澪はポンっと手を叩いた。

「これは千津美おばさんへのラブレターよ! 」

奏・涼「えー…そうかなぁ…」
男の子達は困惑した表情を浮かべた。

澪「なによっ!? 違うっていうの?」
澪は口をとんがらす。

奏「だって…ラブレターって普通可愛いおしゃれな便箋に書くもんだろ…? なんでこんな可愛くない、おっさんくさい黒いノートに書いてんだよ 、千津美おばさんに合ってないじゃん 」

澪「ばっかねぇ、あの功おじさんが可愛い便箋なんか買いにいけるわけないじゃない!だから仕方なくこれに書いてたのよ!でもやっぱり可愛くないから恥ずかしくて千津美おばさんへのに渡せなかったのよ!間違いないわ!」

涼「なんか違う気が… 」

澪「そうだ! いいこと思いついた!私この間きれいな包装紙をママから貰ったから、それでラッピングして千津美おばさんに渡してあげよう!私結構上手なのよ! 」
奏「きっと千津美おばさんも功おじさんも凄く喜ぶな 」
涼「なんか違う気が… やっぱりこのままにした方がいいんじゃ… 」
澪「もう涼ったら文句ばっかり! 功おじさんと千津美おばさんの喜ぶ顔みたくないの!? 」
涼「そりゃ、見たいけど…」
澪「じゃあ、私に協力しなさい!これは人助けよ!」
涼「……汗」

悪い子じゃないのだが、時折メチャクチャな屁理屈をこねては突っ走る従姉妹を涼はちょっぴり苦手に思っていた。

(ユミみたいに、もうちょっと女の子らしくなればいいのに…)


「え…?私にプレゼント…? 」

スーパーの買い物から帰った千津美は、子供三人からきれいにラッピングされたプレゼントを渡され、少しとまどった笑顔を浮かべた。

誕生日でもない、母の日でもない、何のイベントだったかしら…?

それに奏と澪と子猫がワクワクした顔をしてるのと対照的に涼が浮かない表情で俯き加減なのも気になった。

「うん!千津美おばさん、私と奏がママに叱られてる時いつも庇ってくれるでしょ?そのお礼よ!」
「ま、まあ…ありがと… 」
「早く開けてみて 」

千津美が包装紙を丁寧な手つきで開けると、黒革の古いノートが姿を現し、千津美の顔にちょっと意外そうな表情が浮かんだ。

「ね、中を読んでみて!」
「え、ええ… 」

千津美は戸惑った表情のままノートを開く。
千津美の大きな目がノートの字を追って左から右へと素早く動いた。

「!!!」

千津美の白い頬は瞬く間に真っ赤に染まり、全身が小刻みに震えだした。

「おばさん!? どうしたの!? 」
「母さん!? 大丈夫!? 」

バッターーーン!!!

千津美は気を失って倒れた。




「…一体あいつに何をしたんだ ……? 」

功は激しい怒りに燃え盛る目で三人と一匹を睨みつけた。隣では祖父の藤臣父がハラハラとした様子でいる。

千津美が救急車で運ばれる大騒ぎとなり、幸い大事には至らなかったが、涼、奏、澪、ねこまんま三世は、まるで「遠山の金さん 」のお白州の下手人の如く、功と祖父の前に引き出された。

普段はヤンチャが過ぎてしょっ中母親に怒られてる奏と澪にさりげなく助け舟を出してくれる優しい功だが、千津美のこととなると話は全く違う。
女子供老人にも容赦がない厳しさだ。

地獄の閻魔大王もこんなに恐ろしくはないだろう…功の鋭い眼差しに射竦められ、ねこまんま三世を除く三人は生きた心地もなく俯いている。
た。

涼「その…」
奏「なんていうか…」
澪「つまり… 」
ねこまんま「ニャーオ…(アタチ、猫だから分かんない…)」

「はっきり言え…! 何の理由も無くあいつが気を失うわけないだろうが!」

「功…落ち着きなさい、相手は子供と子猫じゃないか…(汗)その…三人共…それに猫ちゃんも…怒らないから、その時の状況を詳しく話してごらん 」

藤臣父はハラハラしながらも冷静に両者の間を取り持った。

奏がしどろもどろで話し出す。

奏「そ、それが…ねこまんまがまた脱走して…三人でさがしてたんだ、一階の倉庫に入り込んじゃってて… そしたら… 」
澪「…ねこまんまは一番奥の古い本棚の上に乗ってたの… 」

ギクリ……!功の身体が硬直するのを父親は見逃さなかった。

澪 「…そしたら偶然、こんな物をみつけて… 」
澪はおずおずと功と藤臣父の前に黒革のノートを差し出した。

「!!!! ! 」

功の顔は見る見る真っ赤になり、黒革のノートを受け取る手はワナワナと大きく震えた。

「ここここここここ…これを…ああああああああいつに、みみみみ見せたっていうのかっ!!!!? 」


藤臣父「何だね…?、それは…? (あ、聞いちゃいけなかったかな?)」

こんな狼狽える息子を見るのははじめてだった。

澪「…中には千津美おばさん宛に色々書いてあったの…『毎晩裸の千津美おばさんの夢を見る』とか『受験で千津美おばさんに会えなくてとても寂しい、早く会って抱きしめたい、キスしたい、本当はそれ以上のことをしたい 』とかそんなことばっかり書いてあって…てっきり千津美おばさんに渡すものだと思って… あ、おじいちゃま、ちなみに『それ以上のこと』ってなあに?」

藤臣父「……絶句 」

藤臣父は激しいめまいを感じて右手で頭を抱えた。

幾多の修羅場と難事件を潜り抜けた藤臣父もフオローの言葉が出てこない…気の毒過ぎて息子の方を見ることも出来なかった。

「その…ね…澪、いくら身内とはいえ他人の物を勝手に読んだりしてはダメなんだよ… 」
「??? 千津美おばさんに渡すものじゃなかったの…? 」
「まあ、その…なんだ…滝汗、功…子供のやったことだし悪気は無かったんだから…今回は大目に見て…功…? 」

息子は藤臣父の横で山の如く微動だにしなかった。

「父さん!? 」
「功叔父さん!? 」
「功!? 」

藤臣功は立ったまま気を失っていた…(最近こればっかだな…汗)



「ああ!もう!すごい埃! 」

澪はうんざりした声を上げる。

翌日、涼、奏、澪の三人は倉庫の掃除をしていた。

双子は母から二時間もこってり絞られ、その上罰として一階の倉庫掃除を命ぜられたのだ。
双子を止めようとしたことが分かって涼はお咎め無しだったが、そこはやはりあの功と千津美の息子である。自ら二人の手伝いを申し出た。

澪「もうっ!! パパったら全然私たちのこと庇ってくれないんだもんっ 」
澪は口をとがらせる。

奏「しょうがないよ…我が家は母さんの方が口も腕力も圧倒的に強いんだから…涼のとことは反対だよな…」

涼 「一見そう見えるけど…実は違うよ… 」
奏・澪 「え!? 」

目を丸くする双子に、涼は意味有りげな微笑を浮かべた。

澪「…? それはそうと…ちょっと、ねこまんま三世!あんたも手伝いなさいよ!」

澪は涼の足元に無邪気にじゃれついている子猫を睨みつけた。

澪「元はと言えばねえ、あんたが脱走してこの倉庫に入り込んだのが悪いのよっ!」
ねこまんま「ニャーオ…(アタチ猫だからお掃除できないもん♪)」
澪「く〜っ、都合のいい時だけ猫になってぇ〜(怒)涼にばっかり懐くしぃ… 」
奏「おい、澪、口じゃなく手ェ動かせよ…汗 いつまでもおわんないよ 」

歯軋りする澪を奏がなだめた時だった。

「三人とも、ご苦労様 」
いつの間にか倉庫の入り口に千津美が気遣わしげな笑みを浮かべて顔をのぞかせていた。

「母さん…起きて平気なの? 」
「大丈夫よ♪ 心配かけてゴメンね、ほんとに母さんたらドジで…もうその辺にしてオヤツにしない?くろ義姉さんがアイスクリーム買ってきてくれたのよ…」

奏・澪「わあい! 」
涼「…」

一階のリビングのテーブルには切子のグラスに盛られた三つのアイスクリームと猫用のオヤツが並べてあった。涼と双子と子猫は嬉しそうに席に着いた。

「美味しい!」

始めのうちは満足げにアイスを頬張っていた双子だが、台所で食器を洗っている千津美の華奢な背中を見ると、ちょっと神妙な表情を浮かべた。

澪「…千津美おばさんには悪いことしちゃったな…」
奏「あ〜あ、今回もオフクロに怒られちゃった…」
澪「どーして私たちってやることなすこと、こうなんだろう…? 」
涼「…そうでもないよ 」

双子は驚いて涼を見た。

涼は今朝の両親を思い出していた。

「今日は…家の事は母さんと義姉さんに任せてお前はゆっくり休んでろ… 」

父さんは母さんの顔を見ずにそれだけ言うと逃げるように出勤していった。
一瞬見えた父さんの顔は何だかベソをかいてるようだった…

父さんがあんな顔をするなんて…誰に言っても絶対信じないだろうな…

そして母さんは…

母が大切にしている桔梗の彫り物の宝石箱からあの黒革の手帖をそっと取り出し、愛おしそうに胸に抱きしめているのも涼は見ていた。

その目には涙が光っていたが…悲しい涙とは違っていた。

父さんは無口だけど…心の方ははそうではないのだ。特に母さんに対しては…

涼はクスッと笑った。

涼「すくなくとも俺達…母さんにはとっても良いことしたかも 」
奏・澪「えっ!? 」

ねこまんま三世「ニャーオ♡(おいちい!)」

三人と一匹の夏休みは始まったばかりだった。








3:まみ :

2018/08/12 (Sun) 12:11:11

host:*.dion.ne.jp
猛暑と夏風邪で全然お話が書けないでいるのですが…パソコンで行方不明になったお話が見つかりました…
季節が合いますので、大急ぎで手直しして投稿しました。
お見苦しいところは多々あるかとは存じますが…
猛暑の中、ひと時でも楽しんでくだされば、嬉しいです。

オリキャラばかりで、千津美と藤臣くんがあまり出てきませんし、「子供がこの掲示板みるかいな? 」というツッコミもありそうですが…汗
寛大なお気持ちで読んでくだされば嬉しいです。(ペコリ)
4:ねこまんま :

2018/08/12 (Sun) 19:44:09

host:*.dion.ne.jp
きゃぁあああ!!!
まみ様 ねこ もぅ おかしくて、楽しくて・・ 鬱が 一気に 吹っ飛びました。
「夏休みスペシャル」--- なんだか その 響きが 懐かしくて 子供時代の 匂いを 思い出して
ちょっと 泣けてしまう ねこ は やっぱり ちょっと 変 でしょうか?

ねこまんま三世!! 
子孫が 百匹なんて―――エンナマルナの 元祖ねこまんま ちゃん 幸せで良かった・(嬉)
同じ 名前を つけて頂けて 自分の 分身が 物語の 世界に いる みたいで とっても とっても 嬉しいです。
ブルーグレー の 毛並みに 水色の リボン 金の鈴 エメラルドの瞳・・
色彩 が とっても 綺麗です。
「アタチ」が もぅ 可愛くて・・。

そっ・・それにしても あはははは・・・・・・(お腹痛いです)
藤臣くん―― ノートに――・・!!!
お洋服のない ち~ちゃん や、 狼に・・なんて ・・ああ・・ダメ・・笑い死にしそうです。

子供たちの

「暑かったんじゃ・・」
「トイレの我慢?」
「狼男?」

の 切り返し 発想 も 傑作でした。
三人が 凄く 生き生きして ・・仕草が 目に 浮かぶようです。
イケイケの双子ちゃんと 涼君の 性格の 対比が スパイスですよね!!

「それ以上のことって ?」
の質問には 大笑いして・・ひゃっくり まで 出ました。

『遠山の金さん』のお白洲―――なつかし~~~!
(水戸黄門や、銭形平次と 一緒に 毎週見てました。)

『気の毒過ぎて 息子を 見ることが出来ない――』

まみ様の 描かれる 藤臣くんの お父さん 包容力 が あって ねこ 大好きなのですが、
そのお父さんも 慰めの 言葉が 見つからなかった 情景――
その時の 藤臣くんの 表情 を 想像するのが メチャ 楽しいです。 

でも、最後に
あの 桔梗の 宝石箱 から その 愛の証(ムラムラ記録集?)(殴)のノートを そっと 取り出して
うれし涙を浮かべる ち~ちゃん の姿に とっても とっても 胸が温まりました。

ああ、まみ様 楽しい 元気が出る お話を ありがとう ございました。
ねこ 読めて 幸せです。
5:くろ :

2018/08/14 (Tue) 10:47:51

host:*.mnet-online.de
まみ様…夏休みスペシャル、心ゆくまで楽しませて頂きましたよ〜〜

おおお、結局3世帯住宅なんですね、藤臣家は…
高1から一人暮らしの家族とは縁が薄かった千津美にはなによりのことです。姑とか義理の小姑も皆様良い人ばかりですしね。
さて涼くん…従兄弟の存在は結構面倒くさい?…もちろん藤臣くんと千津美の息子ですからそんなことはおくびにも出さないでしょうけれども…かくゆう藤臣くんが、兄に対して抱いていた感情と似たような・・・。

ねこまんま三世が藤臣家にいらしたのね…
それはきっと…ノリコが異世界へ飛ばされたように、「使命」があったのでは…
千津美に当時の藤臣くんの想いを知らせるという(爆)。
そりゃ藤臣くんにしたらド恥ずかしいし
千津美には過激過ぎる内容で最初はショックだったかもしれませんが、落ち着いたらその内容が嬉しくって、大切な宝物になったんですからね。

ねこまんま様が書いてられる様に、子供達+ねこまんま三世の会話がおかしいんだけれど
何年後かに真実を知った時が、想像するとちょっと恐いですね。その時は多分反抗期だし…

藤臣父があたふたしているのも、気の毒なんだけれどおかしいです。
気になるのは、もちろんあの方…章さんのこの話を聞いた時の反応ですわ
少しでも「笑い」や「からかい」があったら(この人頭ではわかっていても、つい条件反射でしちゃいそうですもん)、藤臣くんの鬱憤が爆発して、間違いなく血の雨が降ってそうですね(それはそれで楽しい←殴)。
千津美の退院と入れ替わりに入院してそう…

何気に涼くんが両親のことを理解しているのが嬉しい♪
「父さんは無口だけど…心の方ははそうではないのだ。特に母さんに対しては…」このモノローグが泣きたい程好きです。
「パステル気分」で二人が雨の中を駆け出した時の千津美が想ったことと同じですね。
おっと…ここでまた(藤臣くんのことを『みんなわかっているわ」と思った)朝子批判を展開しそうなので、これ以上は書きません(自己規制…汗)。

べそをかいているような藤臣くんの表情を想像して、なぜだか幸せな気分になったくろです。
まみ様、楽しいお話を本当にありがとうございました。

6:まみ :

2018/08/15 (Wed) 14:36:01

host:*.dion.ne.jp
お返事が遅れしまって、申し訳ありません(汗)

何とも、カッコ悪い藤臣くんになってしまって…(ペコペコ)
でも楽しんで頂けたようで、とても嬉しいです。

ねこまんま様
読んでくださって、ありがとうございます♪
「ねこまんま三世 」気に入ってくださってとても嬉しいです!
「魔女の宅急便 」のジジのぬいぐるみを見ながら、ねこまんま三世のイメージを膨らませました。

くろ様がおっしゃるように、千津美へ藤臣くんの隠された想いを伝える「使命 」を帯びた「幸運の天使 」か?
はたまた藤臣くんのド恥ずかしい過去を暴きにきた「魔性の猫」か?
双子ちゃんも悪気はないんだけど、章さんの「からかいグセ 」をシッカリ受け継いてしまったので、「魔性の猫」がそばにいることで、いい?化学反応が起きてしまった(殴)…そんなとこでしょうか?

ぶははははっ!愛の証(ムラムラ記録集)!このネーミング最高です!!
どーしてこんなこと思いつくんですか! ひっくり返って笑ってしまいましたよ〜
ねこまんま様のセンス最高です!

くろ様
読んで下さってありがとうございます♪
くろ様の書いた、「涼くんの入園式」の、幼いながら不思議に老成した様子の涼が大好きで、それをイメージしながら書きました。くろ様の大切なキャラを勝手におかりしてしまい、申し訳ありません(ペコペコ)
>従兄弟の存在は結構面倒くさい?
そうです、そうです、双子は幸か不幸か(殴)章さんの揶揄いグセをシッカリ受け継いてしまいましたので、年の近い涼くんは一番とばっちりを受けやすい。あ、でも今回の一番の被害者は藤臣くんですね(爆)

章さん…そうですよね、大人しくしてるはずないですよね…裏設定としては恐妻…いや、愛妻のくろさんから、「ぜーったい、(千津美と藤臣くんに)ちょっかい出さないでよ!」と脅され(?)て今のところは大人しくしてる…のですが、何かしでかすのは時間の問題ですね、絶対大人しくしてるはずないですよね…
流血の(?)後日談があるかもしれません…(汗)

ねこまんま様、くろさんから様、ありがとうございました♡
猛暑を無事に乗り切りましょう♪


7:mママ :

2018/08/16 (Thu) 21:30:14

host:*.mesh.ad.jp
まみさま~。もうどうしたらこんな楽しいお話を書けるんですか?お腹がよじれるくらい笑っちゃいました。ちょっと今、コメントを書く時間がないので後程ゆっくりコメントしますね。
8:まみ :

2018/08/17 (Fri) 14:10:18

host:*.dion.ne.jp
mママ様、読んで下さって、ありがとうございます♡

お身体の方は大丈夫でしょうか?
楽しんで読んで下さって、とても嬉しいです!
どうぞご無理をなさらず、御自愛下さいませ。
9:mママ :

2018/09/07 (Fri) 22:49:16

host:*.mesh.ad.jp
まみ様~。コメント遅くなってすみません。(ペコリ)それにしてもまみ様~。どうしたらこんな楽しいお話を思いつくんですか?お腹がよじれるほど笑っちゃいました。
それにしても章さんの子供達。奏くん。澪ちゃんのパワーにゲキウケ。顔は天使。中身は小悪魔…って感じでしょうか?そしてこの二人の被害者は、藤臣功ファミリー。いつもは涼君だけど今回の一番の被害者は功パパでしょうか?黒皮の手帳。そこには愛する千津美への想いが溢れていて…。「何も着ていない千津美ちゃん(スッポンポンの千津美ちゃん)を妄想してあ~んなことやこ~んなことをしたい…という欲求を書いてたんだね。そりゃ、藤臣君だって健全なおとこの子だもんね~。いろいろしたいよね~。でもそんな事を考えているなんてわかったら、千津美に嫌われると思ってがまんして日記にその思いをぶつけてたんだね。もちろんそのことは誰にもナイショ。特に千津美と涼君には…ね。それが思井もよらずにバレちゃって…ご愁傷さまでした。(チーン。)藤臣功君の立ったまま気絶…それを気の毒に思う父の姿を想像して藤臣くんには悪いけど笑っちゃいました。私的には、白目(昔の漫画で瞳のない顔)に顔にはたて線。後ろに(ピュ~)という効果音が目にうかびました。
そして、奏と澪のセリフ。「どうして服を着ていない千津美おばちゃんの夢をみるのかしら?」「暑い日が続いてたんじゃないのか?」「功おじさん、何に我慢してたのかしら?」「トイレに行きたかったんんだよ。」のやりとりにゲキウケ。そのあとの涼の呟き「なんか違う気が…」に床パンパンしちゃいました。この楽しいセリフのやりとりに元気をたくさんもらいました。ありがとうございます。また楽しいお話を期待してま~す。
10:まみ :

2018/09/09 (Sun) 14:09:56

host:*.dion.ne.jp
mママ様〜♡
お忙しいのに感想書いてくださってありがとうございます!

双子のキャラに受けていただいて嬉しいですぅ〜♪
奏も澪も、千津美と藤臣くんのことを「もうひと組の両親」、涼くんのことは弟のように愛情はあるんですけど、なにぶんあの章さんの「揶揄い癖」を両方ともしっかり受け継いでますので、「功ファミリーの為」と思ってやる事が、騒ぎを巻き起こしてしまうんですね…歴史は繰り返すというところでしょうか…

>藤臣くんだって健全な男の子…
私がそれをはっきり感じたのは「パステル気分」の、千津美が自分のアパートで雨宿りを提案した時、明らかに藤臣くんが少し躊躇するリアクションをした場面なんです。
きっと自分が「狼!」になるのを心配してたんじゃないのかな?って思ってます。
だから藤臣くんが人知れずそんな欲求に悩んでた…というのは二次小説の世界だけじゃなくて、原作にもちゃんと描かれてる…そんな確信から、こんなお話を書いてみました(照)

でも藤臣くん…いざ部屋の中に入ったら、寝ちゃってましたよね(萌)
あれは疲れてたからというより、千津美の部屋がとても居心地が良くて気が緩んでしまったからなんじゃないでしょうか?
実は私、一時期ですが、あのキスシーンの後、二人は一線を越えたのでは…と考えたこともあったんです。
今でもこの考えは捨てきれてないかも…(汗)

そういえば、千津美も藤臣くんにはっきり「好き」っていってないですよね…藤臣くんはどうだったんでしょうか?千津美と違って、言ってもらいたかったかも…
ああ、話し出すととまらない(滝汗)

元気をたくさんもらう…もうこの言葉に百人力ですぅ〜(感涙)
くろ様にも「泣きたいほど好き 」と言って頂けて、もう苦労が報われる思いです(また感涙)

mママ様、ありがとうございました!
また読んで頂けるよう頑張ります♪


11:mママ :

2018/09/25 (Tue) 20:30:27

host:*.mesh.ad.jp
まみ様~。まみ様の洞察力はいつもながらすごいです。あの雨宿りの時、藤臣くんは少し躊躇したんですね。狼になるのをおそれて…。確かに好きな女の子の部屋に行ったら自然とそんな関係になりますよね。藤臣くん。普段はクールだけど二人になったらすごそうです(何が?)
そして…まみ様はあのキスのあと一線をこえた…。と思ってるんですね。(キャ~昼間から…。お互いの全てが丸見えですね。千津美ちゃん。恥ずかしがって大変だったろうな…)
千津美ちゃん。確かに藤臣くんに「好き」って言ってないですよね。そして藤臣くんも…。言わなくても志野原なら俺の気持ちをわかってくれている。)とか思っているのかな?でも、きっと千津美は藤臣くんからの「好きだ」をずっと待っていたんじゃないのかな?って思ってます。
12:まみ :

2018/09/25 (Tue) 22:26:30

host:*.dion.ne.jp
mママ様♡
お忙しそうですけど、お元気ですか?
またお話しできて嬉しいです♪

いやいや(汗)、洞察力なんて…この説は同意できない方が圧倒的に多いでしょうね
でも色んな可能性を考えてみるのは面白いかなと思います。

そうですね…私自身は二人共お互いが「好き過ぎて」言えないんじゃないかと思ってます。
「好き」とか「愛してる」なんて言葉ではとても表現しきれないんじゃないかと…

「丸見え」…鼻血出そうになりました(萌) 盲点でした(爆)
今夜は素敵な妄想が出来そうです♡

mママ様、ありがとうございました(^^)
13:mママ :

2018/09/26 (Wed) 08:07:52

host:*.mesh.ad.jp
まみ様。ご心配かけてすみません。またくろ様のこと心配させてしまってすみません。ねこまんまのお話にもコメントしましたが、ほんとに心配です。早く帰ってきて欲しいと願ってます。そしてメールアドレス。ねこまんま様の投稿にアドレスを書きました。(もういつ爆死するかわからないパソコンです。)こちらにメールいだだければ私からメールさせて頂きたいと思います。実は、まみ様のお話のイラストも描いてまして。メールアドレスがわかれば写メして送りたいと思います。よろしくお願いします。嫌ならスルーしてくださいね。ただしいつパソコンが爆死するかわからないので早めにメールして頂けると助かります。

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